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February 19, 2005

映画「JFK」

ケネディはなぜ暗殺されたか」を読み終えたので、それと非常に関わりのあるこの有名なオリヴァー・ストーンの映画をビデオで見てみた。

まずとにかく長い映画である。188分ということは3時間以上も掛かる訳である。前半部分は色々と細かい歴史的事実が次々と出てくるので、勉強不足の人には辛いところである。オラニエ公も睡魔に襲われたが、辛うじて関連本を読んでいたので追いつくことが出来た。

後半の起訴から裁判への展開になってようやくストーリーが盛り上がってきた感じだ。クレイ・ショーなる人物を謀略の一味として起訴しようとしたのだが、この名前は読んだ本には出て来ていない。一体何者なのだろうか。暗殺の実写シーンや「疑惑の銃弾」の説明で、公式な調査(ウォーレン委員会)によるオズワルド単独犯行説を覆すところは見応えがあった。しかし裁判と言う観点からは状況証拠を並べているだけで迫力が無い。と思っていたら、案の定陪審員は無罪の評決を下して映画は終わった。

ジム・ギャリソン検事としては「失敗」した訳だが、この映画の真意は裁判に勝つことではない。オリバー・ストーンはギャリソン検事の口を借りて、アメリカ社会の暗部に潜んだ恥ずべき問題を明らかにしたかったのだと思う。その意を受けたケビン・コスナーの陪審員を前にした熱弁は、まさに迫真の演技であった。

マフィアの加担を余り強調しなかったのは、やはり監督が自分の身の不安を感じての事か?FBI、CIAと軍産複合体の狂信がマフィアや警察等をも巻き込んだ共同謀議(Conspiracy)が、この「クーデター」を成功させたと言う。本当のことは2039年に機密書類が公開されても闇の中のままかもしれない。


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