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September 24, 2005

エストニア・ラトヴィア旅行記

このブログの姉妹サイト「オラニエ公のホームページ」に「エストニア・ラトヴィア旅行記」をアップした。ここには今年の5月に行ったのだが、なかなか旅行記が書けなくて今になって遅ればせながら作ったものである。ここのところ仕事がかなり忙しいのだが、人間とは不思議なものでそういう時に限って別のことをしたくなる。お蔭でこの旅行記もここ数日で一気に書き上げることができた。

5月5日(木・祝) アムステルダム - タリン(エストニア)へ移動、市内観光
5月6日(金) タリン市内観光 - リガ(ラトヴィア)へバスで移動
5月7日(土) スィグルダへのエクスカージョン - リガ市内観光
5月8日(日) リガ市内観光 - アムステルダム

この旅行では、ジョージ・W・ブッシュ大統領一行の訪問と丁度日程が重なって、かなりのトラブルに巻き込まれたことが印象に強く残っている。

実はオラニエ公は以前から東ヨーロッパが好きで、今までに旧ソ連、ロシア、ポーランド、チェコ、ハンガリー、リトアニアに旅行する機会があり、更に今回の二カ国とこの夏のクロアチアとボスニア=ヘルツェゴビナを加えてかなりの旅行をこなしてきた。これらの国の多くはかなり発展してきているが、まだヨーロッパの中では後進の地域である。でもその代わり、建物や人々、街の雰囲気の中に素朴な昔のヨーロッパがま残っていて、それぞれ独特の魅力のある国々だと思う。どこの国もそれぞれの民族衣装が西欧諸国よりもずっと似合う感じだ。次は遠い記憶を呼び覚まして「リトアニア旅行記を書いてみることにするか。

エストニアやラトヴィアに興味のある方はこちらのページへどうぞ。

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ラエコヤ広場(タリン・エストニア)

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リガ市街(ラトヴィア)

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September 21, 2005

格安チケットで聴いた謎の演奏会

ここアムステルダムにも売れ残ったコンサートのチケットを当日に大幅にディスカウントして販売する業者がいる。「http://www.lastminuteticketshop.nl/」というサイトを持つところである。毎日正午になるとその日の余ったチケットがこのサイトで公表され、欲しい人はライツェ広場というアムステルダムの中心街のそのショップに行って、正規の値段の半額で買うことができる。普段はコメディーやジャズ等がほとんどなのだが、この日は珍しくコンセルトヘボウ大ホールで開催されるコンサートが「 €26 → €13」なっていた。それは「Philharmonia of the Nations」という聞いたことの無いオーケストラだったが、演目がラフマニノフのピアノ協奏曲とブラームスの交響曲というポピュラーなものでもあったので、聴きに行くことにした。

開演30分ほど前にホールに行ったのだが、なんだか妙に人が少なくて開場もしていない。開場してからも人の入りというか席の埋まりがいつに無く悪く、2階席は最初からクローズしているようだ。コンセルトヘボウにはもう何十回も来ているが、常に満員が当たり前でこんなに人が少ないことは今迄で一度もない。また2階を閉じている演奏会も初めてだ。全ての演奏会でスタンディング・オベーションをするここの人達でも、あまりにも下手だから人が集まらないのか。いや夏のサマーコンサートでは、曲が止まってしまいそうなロシアのオケでも会場は満員だったことを思い出した。ではオランダ人の好きなセット券(4-5回分を3回分位の値段にするシリーズ券)に入っていなかったのか。結局1階席も前後左右の端のほうには全く人がいないままコンサートは始まった。

日時: 2005年9月21日(水) 20:15~22:10
曲目: ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 Op.18
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
(ブラームス:ハンガリー舞曲第13番ニ長調=アンコール)
独奏: Derek Han (Pf.)、 指揮: Justus Frantz
演奏: Philharmonia of the Nations
場所: Het Concertgebouw (Amsterdam)

この「Philharmonia of the Nations」は「音楽は世界の共通語」というレナード・バーンスタインの遺志を次いでハンブルクで旗揚げされたオーケストラらしい。5大陸40ヶ国からメンバーが集まっているという触れ込みだ。ピアニストとは少し合わないことが何回かあったが、オーケストラの演奏そのものはそれ程下手でもなく、特にブラームスのフィナーレはしっかりまとめていたと思う。それにしても何で人が集まらなかったのだろうか、謎の残る演奏会だった。

いつもより拍手のボリュームが少なかったにも拘らず、普通にはないアンコールの演奏があった。まあ€13の格安チケットでそこまで楽しませてもらったから、オラニエ公としては良しとしよう。

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September 16, 2005

オランダのオーケストラの過密度?

オランダのメジャーなオーケストラの一つだったオランダ放送交響楽団 (Nederlands Radio Symfonie Orkest) がこの7月のを最後にその活動を中止したという。恐らく解散になったものと推測される。以前から東京ではオーケストラが多過ぎて営業的に厳しいという話を聞いていたが、このオランダあるいはヨーロッパでも同様なことが起こっているのだろうか。例えば現在のアムステルダム(近郊を含む)プロのオーケストラはこのオランダ放送交響楽団を入れると6つもある。

1. ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (Concertgebouw Orkest : アムステルダム)
2. オランダフィルハーモニー管弦楽団
(Nederlands Philharmonisch Orkest :アムステルダム)
3. オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
(Radio Filharmonisch Orkest Holland :ヒルヴァーサム)
4. オランダ放送交響楽団
(Nederlands Radio Symfonie Orkest : ヒルヴァーサム:解散)
5. アムステルダム交響楽団 (Amsterdam Symphony Orchestra : アムステルダム)
6. オランダ・シンフォニア(Holland Symfonia : ハーレム)

オランダは全人口合わせても1,600万人位なので、東京都と横浜・川崎を足したぐらいしか人は住んでいない。アムステルダム近郊だと大体も300~500万人位の地域だろう。それを考えるとやはりこの6つのオーケストラというのはちょっと過密だったのかもしれない。ホールもアムステルダムのコンセルトヘボウとミュージックシアターを除くと公民館か教会のような所しかないはずだ。これらのオケにはやはりスポンサー企業がついているし、地方自治体からの補助も出ているらしい。特に最後の「5」「6」はかなりマイナーなので、是非つぶれない様に頑張って欲しい。

参考までに東京では2001年に新星日響が日本フィルと合併をして話題になったことがあった。それでも東京を本拠地にするプロのオーケストラは9つもある(日本フィル、新日本フィル、読売日響、東京交響楽団、東京フィル、東京都響、東京シティフィル、N響)。 でも域内の人口から考えるとアムステルダムのほうがまだ過密かもしれない。

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September 11, 2005

クロアチア旅行記

このブログの姉妹サイトオラニエ公のホームページクロアチア旅行記(8/8~15)をUPした。

この旅行記というのは今までも何回か作っているが、作成にとても時間が掛かる。今回も会社から帰ってきて1日1ページぐらいのペースで結局2週間ぐらいも掛かってしまった。いつも思うのだが世の中のブロガーの方々はオラニエ公よりも恐らくずっと文才があって、もっとスラスラと記事や旅行記を書いてしまうのだろう。

全体の旅行スケジュールは下記の通りで、以前このブログで紹介した五嶋みどりのコンサートは9日(火)だった。個人的にはクロアチアだけでなく、ボスニア・ヘルツェゴビナまで足を伸ばしてこの地域の歴史に触れることが出来たのが嬉しい。

8月8日(月) アムステルダム - ドブロヴニク (移動)
8月9日(火) ドブロヴニク市内観光
8月10日(水) モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)へのエクスカージョン
8月11日(木) プリトヴィツェ湖群国立公園(1)
8月12日(金) プリトヴィツェ湖群国立公園(2)~ザグレブ市内観光
8月13日(土) ドブロヴニクにてホテル・リゾート(1)
8月14日(日) ドブロヴニクにてホテル・リゾート(2)
8月15日(月) ドブロヴニク - アムステルダム(移動)

クロアチアという国はまだあまり日本では知られていないが、アドリア海に面した自然が豊かな国。海や湖がとっても澄んできれいだった。興味のある方は是非この旅行記を読んで頂きたい。

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ドブロヴニク旧市街 (クロアチア)

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モスタルの橋 (ボスニア・ヘルツェゴビナ)

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September 10, 2005

ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス

今日は毎年恒例のロンドンでのコンサート、「ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス (The Last Night of the Proms)」の日だった。去年はハイドパークまで見に行って盛り上がったオラニエ公だが、今年はBBCのテレビ放送で我慢した。いつものように主会場のロイヤル・アルバート・ホールの他に、ハイド・パーク、マンチェスター、スウォーンジー、グラスゴー、ベルファストと、それぞれ連合王国の各地で野外コンサートが盛り上がった。

オランダでこれを見て感じたのは、イギリスの人は国歌とか愛国歌をみんないっしょになって大声で歌える機会があって幸せだということだ。例えばこんな歌である。

・愛と栄光の地(威風堂々第一番)
・ルール・ブリタニア
・エルサレム
・英国国歌
・Auld Lang Syne(蛍の光)

果たしてオランダではこんな機会があるのだろうか。恐らくフランスでもないことだろう。日本に至っては歌う機会どころか一緒に大声を上げて歌える歌そのものが無いような気がする。まさか「君が代」で盛り上がるわけにも行くまい。

またこの「ラスト・ナイト・・・」はクラシックのコンサートなのに、指揮者の人のウィットに富んだお喋りで観客との間にコミュニケーションが成り立つというのも特筆すべきことだ。普通の演奏会ではこのようなことは無く、日本でもし同じことをしようとしても、指揮者と観客の双方が恥かしがってギクシャクしそうだ。これも大英帝国の文化遺産の賜物か、とても羨ましい。

このPROMSが終わると、短いヨーロッパの夏も終わりという感じが強くする。今年で135回目を迎えたこの「ラストナイト」は、もう揺るぎ無い季節の風物詩でもある。オランダではここ数週間ほど珍しく良い天気が続いて「夏」の感じはするが、既に木々は色付き始めている。そういえば先週土曜日にあった「花のパレード」が秋を告げるイベントと言われていたのを思い出した。

来年はまたロンドンに行って「ラスト・ナイト」で盛り上がりたい。

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