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September 10, 2005

ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス

今日は毎年恒例のロンドンでのコンサート、「ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス (The Last Night of the Proms)」の日だった。去年はハイドパークまで見に行って盛り上がったオラニエ公だが、今年はBBCのテレビ放送で我慢した。いつものように主会場のロイヤル・アルバート・ホールの他に、ハイド・パーク、マンチェスター、スウォーンジー、グラスゴー、ベルファストと、それぞれ連合王国の各地で野外コンサートが盛り上がった。

オランダでこれを見て感じたのは、イギリスの人は国歌とか愛国歌をみんないっしょになって大声で歌える機会があって幸せだということだ。例えばこんな歌である。

・愛と栄光の地(威風堂々第一番)
・ルール・ブリタニア
・エルサレム
・英国国歌
・Auld Lang Syne(蛍の光)

果たしてオランダではこんな機会があるのだろうか。恐らくフランスでもないことだろう。日本に至っては歌う機会どころか一緒に大声を上げて歌える歌そのものが無いような気がする。まさか「君が代」で盛り上がるわけにも行くまい。

またこの「ラスト・ナイト・・・」はクラシックのコンサートなのに、指揮者の人のウィットに富んだお喋りで観客との間にコミュニケーションが成り立つというのも特筆すべきことだ。普通の演奏会ではこのようなことは無く、日本でもし同じことをしようとしても、指揮者と観客の双方が恥かしがってギクシャクしそうだ。これも大英帝国の文化遺産の賜物か、とても羨ましい。

このPROMSが終わると、短いヨーロッパの夏も終わりという感じが強くする。今年で135回目を迎えたこの「ラストナイト」は、もう揺るぎ無い季節の風物詩でもある。オランダではここ数週間ほど珍しく良い天気が続いて「夏」の感じはするが、既に木々は色付き始めている。そういえば先週土曜日にあった「花のパレード」が秋を告げるイベントと言われていたのを思い出した。

来年はまたロンドンに行って「ラスト・ナイト」で盛り上がりたい。

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