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October 16, 2005

国立公園でサイクリング

今日は天気が良かったので、オラニエ夫人と以前から行く予定だったデ・ホッホ・フェリューウェ(De Hoge Veluwe)国立公園にサイクリングに出掛けた。この国立公園はゴッホのコレクションで有名なクレーラー・ミューラー美術館(Kröller Müller Museum)がある所で、以前に二度ほど美術館に行ったことがある。そこには無料のレンタサイクルがあって、広大な公園の敷地にはサイクリング道が整備されているはずだ。

自宅から車で約1時間で緑豊かな公園の入口に到着。この自然環境への近さがオランダ生活の良いところである。家の近くにも緑はあるが、また少し足を伸ばすだけでこのようなところに行ける。入場料を支払って、自転車がプールされている美術館近くまでまずは約1.5km散歩した。既に季節は秋も深まり、風によって落ち葉がハラハラと降りてくる。地面の上には枯葉に松ぼっくり、更にはどんぐりも沢山落ちていて、まさに秋の自然が一杯だ。

美術館近くには自転車が百台近くもプールされていた。特に窓口で申請する必要も無く、立て掛けられている自転車群の中から適当な物を選ぶ。この簡単さも気に入った。日本だったら絶対に申請の書類とか書かされそうだ。またそこで気がついたのだが、この自転車にはハンドブレーキがついていない。ブレーキはハンドルの下に握るタイプではなく、足のペダルを逆に回すことで止まるフットブレーキというものだ。乗り始めるとついつい両手でブレーキを握りそうになるのだが、そこには何も無い。それを心に念じつつコースを走り始めた。

コース自体も実にオランダらしかった。というのも綺麗に舗装されたコースが全長30km以上も整備されている。それでいて途中には売店やトイレもほとんどなく、ベンチも所々にごくわずか。来ている人たちは皆好き勝手に道端の草地や木陰で三々五々食事をしたりくつろいで楽しんでいる。途中の景色も森や草地に砂地と時々変わるが、展望台があるわけでもなく只ひたすら自転車道が続くだけである。この単純に自転車を漕ぐだけのルートで結局20Km近くも走って、硬いサドルのお陰で尻肉痛になってしまった。

ここに来ているのはオランダ人の家族連れやカップルで、いずれも自転車には小さい頃から慣れ親しんだ「現役」ばかりだ。オラニエ公は途中でかなり疲れてきたが、他の人たちは年配の人でもいたって元気に見える。恐るべし自転車民族・オランダ人。オラニエ公ではとてもかなわないという事が明白だった。今回は秋の自然を楽しんだので、次回は新緑の季節にでも来て、またオランダ人に負けながらもひたすら漕ぎ続けることにしよう。

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<自転車道は続く>


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