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February 19, 2006

新世界交響曲のシンバル

今日は久し振りにロッテルダム・フィルハーモニーの演奏会を聴きに出掛けた。
題目はドヴォルザークの「新世界交響曲」がメインだ。やはり個人的な嗜好のせいで聴きに行く演奏会の大半は東欧系のシンフォニーが多くなってしまう。だがドヴォルザークの代表作「新世界」を生で聞くのは記憶のある限り初めてである。

日時: 2006年 2月19日(日) 14:15~16:30
曲目: ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
シューマン: チェロ協奏曲イ短調 Op.129*
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95 「新世界から」
チェロ:Thorleif Thedéen*, 指揮: ヴァシリー・ペトレンコ
演奏: ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
場所: de Doelen, ロッテルダム

この曲はオラニエ公がその昔小学生の頃LPレコードでフリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団(RCA)の演奏を繰り返し聞いた記憶がある。今から思えばかなりダイナミックな演奏を聞いていたのだが、家のステレオが旧式だったため第二楽章の最後などはノイズ半分でいつ終わっているのか聞き取るのが大変だった。勿論今日はその部分では澄んだコントラバスの音色を聞くことが出来て満足。全体としては指揮者がロシア出身のペトレンコのせいか、低音金管は旧ソ連のオケがよく出していたような濁った太い音を奏でていた。こういう響きもオラニエ公好みではあるが、演奏の緻密さという点で見るとやはり昨年末に聞いたバイエルン放送交響楽団やベルリン・フィルと差が出てしまう。

またこの曲に関係して昔ドラマで「ああ新世界」というのがあった(どうも東芝日曜劇場だったらしい)。第四楽章にたった一回鳴らすだけのシンバルの出番をその奏者が緊張のあまり忘れてしまうというストーリーだったと思う。今日はこのシンバル奏者の動きにも注目した。大編成だが打楽器はティンパニx1とこのシンバル奏者だけだ。ずーっと手持ち無沙汰に待っていたこのシンバル奏者は何と第三楽章でトライアングルをおもむろに持ち出し、結構目立つ活躍をしているではないか。そしてフィナーレではたった一度のシンバルを無事鳴らしてその大役を終えた。ドラマとは違って実は彼はシンバル専任ではなかったのだ。ちなみにこれを上手く鳴らさないとその奏者に対して怒りを覚える伝説の指揮者もいるというほど、このたった一度のシンバルは有名な話なのである。

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