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September 23, 2006

サイモン・ラトルに大接近

この週末はご近所のR&S夫妻と一緒にベルリンへ出掛けた。

その一つ目のイベントがサイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルによるコンサート。予約に出遅れたオラニエ公は、当日ピックアップのチケットは何とか手にしたものの、かなり上の方のブロックだ。ちょうど反対側に1ランク上の席に座るオラニエ夫人を見下ろす形になった。R&S夫妻もその近く、指揮台を見下ろすかなりの至近距離に見える。このオラニエ公だけが孤立した位置関係が、後々の出来事に影響してくるとはそのときは気がつかなかった。

まずは最初の休憩時間。ドリンクの集合場所(1階ロビー)に遅れまいと近道?と思しきガラスの扉を超えていくと、そこはなんと舞台裏。さっきまで演奏していた楽団員がくつろいでいる。一応係りの人は立っているのだが、フリー・パス状態でそこにたどり着いてしまったので、逆にこっちがビックリだ。ここには飲み物を出すカウンターもあるし、楽器をしまうケースも沢山並んでいる。まずはベルリン・フィルの舞台裏を思いがけなくも覗けてラッキー。

次は終演後。これまた帰りの集合場所(CD、グッズ売り場)に急ごうと人の流れについて非常口?と思しき扉を開けて進んでいくと、外ではなくて何とまたさっきの舞台裏ではないか。そこでふと目の前を見ると、タクト(指揮棒)を片手にしたソバージュ風ブロンドの紳士が立っている。これは誰だっけ?その燕尾服の曲線部分から目線を上に移すと、何とグラスを片手に談笑しているサー・サイモン・ラトルではないか。天下のベルリン・フィルの主席指揮者をわずか2mの至近距離で見られるなんて大感激。

ちょうど真横から見ていたので、その胸板のが意外と厚いことを発見。話している言葉はやはりブリティッシュ・イングリッシュだ。折角のチャンスなのでお話/サイン/写真を......なんてミーハーにも思い、2-3歩進んで握手して"Sir Simon, You did a great Job !!"......なんては勿論言いませんでした。楽屋裏に来るのは指揮者や団員のお友達ばかりのようで、そこで初対面の日本人が接触するのはやっぱりマナー違反かなと思い、同じ空気をともに吸った?ことに満足してオラニエ公は退出。と振り向いた瞬間に係りの人と目線がバッチリ。何にも悪いことはしていませんよ、とお咎めもなし。それにしても先日のオランダ皇太子との遭遇といい、最近オラニエ公にはコンサート運があるようだ。


日時: 2006年 9月23日(土) 20:00~22:00
曲目: ベルリオーズ : 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(抜粋)  Op.17
ストラヴィンスキー : バレエ音楽「アゴン」
ベートーヴェン: 交響曲第5番ハ短調 Op.67
指揮: サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)
演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


ストラヴィンスキーのバレエ音楽といえば「春の祭典」や「火の鳥」だが、この初めて聞いた「アゴン」というのは1957年作のかなりの現代芸術的な響きのする曲。それにしてもベルリン・フィルは現代ものをカップリングするのが好きである。こうしてメジャーになって行く曲もあるのだろうか。でもやはり今日のメインはベートーヴェンの5番。1-3楽章、特に第2楽章の流れるような美しい展開は宝石の輝きのよう。フィナーレではピッコロ奏者が楽器の調子が悪そうで心配になったが、大過なく演奏は終了。さすがはベルリン・フィル、バランスの取れたシンフォニックな響きは超一流でオラニエ公も大満足。

誘ってくれたR&S夫妻に感謝。思い出深い楽しい旅行になりました。

<ベルリン・フィルハーモニーの金屋根>
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Comments

オラニエ公トラバありがとうございます。ろびーも久々にトラバさせて頂きましたー。
それにしても楽しかったですねー。いろいろお世話になりありがとうございました。また行きましょう!!

Posted by: ろびー | September 26, 2006 at 01:41 PM

こちらからのトラックバックも上手くできたようで一安心。あっという間に土日が終わってしまったって感じでとても楽しかったです。次なるイベントも考えましょう。どうもありがとうございました。

Posted by: オラニエ公 | September 26, 2006 at 10:30 PM

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