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December 03, 2006

ドラマ「のだめカンタービレ」

最近音大のオーケストラを舞台にした表題のコメディー・ドラマを見ている。以前からマンガが出ていることは知っていたが、元ブラス・バンドのクラシック・ファンであるオラニエ公としては色々な角度から興味深く見ている。

まずはテーマからBGMまで全てクラシックの名曲が使われているところが嬉しい。ベートーヴェンの「第7」、ラフマニノフのコンチェルト2番など、オラニエ公が好きな曲が多い。またBGMにもチャイコフスキーやプロコフィエフ、シベリウスなどが多用されていて、それがその場の状況にマッチしている。意外とクラシック音楽も「使える」ものだと言うことを再認識した。

俳優さんの演奏シーン(ピアノやバイオリン)も、まさに本当に弾いているように見える。これは結構訓練の要る話だと思うので感心だ。オーケストラもどこまでが俳優さんでどこからが本当の演奏家なのか分からないが、見ていてとても自然に写る。プラハの指揮者ビエラ氏は、チェコ・フィルの主席指揮者ズデネク・マカルが「タマゴッチ!」なんて言って実際に演じているのも面白い。

その一方で不自然な箇所も目に付いてしまう。例えば「Sオケ」の演奏中に楽器を高々と持ち上げたり、一回転させたりするシーンがあるが、あれでは音程が不安定になって余程上手い人でなければ曲が乱れてしまう。また1週間で本番というスケジュールは学生オケにはあり得ないだろう。防音が施してあるはずのホールや練習室から音が外に漏れまくっているし、「手先が命」の演奏家は殴ったり飛んだりとかそういう動きはしないはずだ。怪我をしないか見ているほうがついつい心配になってしまう。まあマンガのドラマ化だからある程度致し方ないが、CGとかもあまり極端にやらなくても良いではと思う。

ストーリーとしては、貧乏学生が出てくる辺りでは??という感じだったが、回を追うにつれて「オレ様」指揮者の苦悩と成長が軸になってきていることが明確になってきた。「のだめ」の秘められた才能が開花するのかも注目だ。まだ第6話までしか見ていないが、年末という事もあってベートーヴェンの「第9」でも登場してくるのかもしれない。
これからも興味深く、楽しく見てみたいと思わせるドラマである。

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Comments

オラニエ公さま、
なんという偶然!今しがた、「のだめ~」の第8回(?)を見終わったところで原作コミックを買いに本屋(こんな時間に本屋に行ける!)に走ろうと思っていたところです。今日の午後、駅で友人と待ち合わせ中に本屋にブラリと入って、たまたま目の前の本棚が端から端まで「クラシック音楽」関連でビックリ、それぞれの本の帯を見るとどれもこのドラマの名前が大きく記されており、その影響力を知らされました。そしてたまたま今夜放映だったので見たところ、これがおもしろい!そしてこの放映後に続くビストロ・スマップの出演者がドラマ主演者ということで、本屋に走るか続けてTV-Watchか悩んでるところです。現在全16巻、これだけあれば帰りの12時間フライトは退屈せずにいられるでしょうか?そしてオラニエ公のコミック・デビュー記念になるでしょうか?(笑

Posted by: 小百合 | December 04, 2006 at 10:46 PM

この主人公役の「上野樹里」ちゃんってかわいいですよね。
この子が主演している「swing girls」という映画があるんですが、我が同期にはブラバン出身者が多く、彼らに言わせるとその時の気持が蘇ってくるような映画だそうです。DVDがありますので、お貸しいたしましょうか?

Posted by: ろびー | December 07, 2006 at 05:58 PM

小百合様、ブログのメンテナンスやら何やらで返事が遅れました。
日本では「のだめ」がちょっとしたブームになっているようですね。コミック編は是非目を通したいものです。楽しみに待っています。

ろびー殿は「のだめちゃん」がタイプでしたか...。「Swing Girls」の話はどこかで聞いたことがあるような気がします。「ジャズやるべ」っていうのでしたらとオラニエ夫人は見たことがあるようです。これもまた興味深々ですね。

Posted by: オラニエ公 | December 08, 2006 at 01:07 AM

オラニエ公、オラニエ夫人、

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

ろびー、ただいまのだめに完全にはまっております。今日だけで3話までいっき見してしまいました。元旦にベルリンのスターツオーパの「魔笛」を聞いているだけあって、冴子さんの夜の女王には笑えました。
とーこーろーがー、本日頂いた第4話がコーディングがどーだかこーだかでみーれーまーせーんー。おひまな時で良いのでおーたーすーけーあーれー。

Posted by: ろびー | January 06, 2007 at 01:55 AM

ろびー殿

明けましておめでとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。

早速解決策をメール(小百合様)&FAXでお知らせしましたのでご覧ください。

「のだめ」はまだまだ続きますのでお楽しみあれ。

Posted by: オラニエ公 | January 07, 2007 at 01:25 PM

オラニエ公さま、
こんにちわ、お久しぶりです。
最近たくさんリリースされている「のだめ」系CD、サウンドトラックもあれば使用されている曲の寄せ集めから、ドラマで使用された音源がそのまま録音されているものもあって試聴サイトで結構楽しんでいます。当初、購入するには手持ちのCDを寄せ集めればこんなCDが作れるのかな?と思っていたのですが購入者の投稿などを見ていると「これだけ集めるのは結構大変、ならば数千円は安かろう」という内容が多いことと、このような音量の比較的大きいサビばかりを集めたCDって、ドライブに最適かな?と思い始めて.....とうとう買ってしまいました、「のだめオーケストラ」LIVE!」...
だって、シンフォニーやコンツェルトって、ほとんど第2楽章が聞こえないですよね....(笑 
ドラマで使われたベートベンの「春」の「光る青春の喜びと稲妻」バージョンが笑えて好きです.... 
コメントのくせして長くなってしまいました、ごめんなさい!

Posted by: 小百合 | January 26, 2007 at 01:17 AM

小百合様

「のだめ」ハマってますね。我が家でもオラニエ夫人がドラマで使われていた曲をよく聞いています。「のだめオーケストラ」LIVE!」では、ドラマ・オリジナルの「ベト7」とラフマニノフのコンチェルトの「ピアノ版」が是非聞いてみたいです。

Posted by: オラニエ公 | January 28, 2007 at 01:25 AM

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