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December 28, 2006

ベートーヴェンの「第九」演奏会

日本の年末の風物詩とも言うべき「第九」の演奏会。今年は折角日本にいるので「第九」を聴きたいと思いチケットを探したが、毎日どこかで演奏会が開かれているのにほとんどが完売。辛うじて手に入れることが出来た東京シティ・フィルによる「第九特別演奏会」に行くことにした。

「特別演奏会」と銘打っているだけあって、演目も「第九」のみでS席8,000円という強気の価格設定。オラニエ公はB席4,000円のチケットを握り締めて会場の東京文化会館に到着すると、会場前から行列が出来ている。待ち時間に売店を覗くと、鍵盤の模様のついた「のだめ(もどき)バッグ」が売られていた。ここにも「のだめ効果」あり。

会場に入ると意外と空席が目立ち、特にS席と思しきエリアは半分位の入りで場所によってはかなり空いてしまっている。これは演奏するほうから見ると気分が乗らないだろなあと思っているうちに合唱隊が入場。左右から一列づつ緊張した面持ちで並んでいく様子をみるとアマチュアの合唱団なのだろう。

指揮者の飯守泰次郎さんは見覚えと言うか名前に聞き覚えがあった。後で分かったのだがオランダのエンスヘデ市立音楽院オーケストラの顧問をされている方で、ヨーロッパでも名を知られているらしい。そして演奏が始まったが、残念なことに指揮者が踊るほどにオーケストラが鳴らない。東京シティ・フィルと言えば一応東京のプロ・オケなのである程度きっちりとした演奏を期待していたのだが、編成人数が少ないせいか厚みのあるサウンドが出ない。頭出しとかはヨーロッパのオケ以上に合っていることは確かなのだが....。昔ブラスバンドで「綺麗な音よりもまず大きな音を出せるようにしなさい。」と繰り返し指導を受けたことを思い出した。終楽章で独唱&合唱が入って盛り上がって良かったという感じだ。

うーむ、音楽会はやはりヨーロッパで聞いた方が良いのかな。4,000円~8,000円と言えば大体ヨーロッパの普通の演奏会のチケット相場に近い。同じ金額を出してコンセルヘボウ管弦楽団やロッテルダム・フィルを聞きに行ける今の環境が、とても恵まれたものであることを再認識した。


日時: 2006年 12月 28日(木) 19:30~21:00
曲目: ベートーヴェン : 交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱付き」
ソプラノ:大岩千穂 アルト:小山由美 テノール:小貫岩夫 バリトン:久保和範
指揮:飯守泰次郎
演奏: ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:東京シティ・フィル・コーア/混声合唱団 明響
場所:東京文化会館大ホール

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