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January 01, 2007

「オペラ座の怪人」 in 東京

2007年は正月元旦からお出掛け。チケット入手が難しいと言われている劇団四季の「オペラ座の怪人」を見に行くのである。数日前に年末で混雑していた池袋の繁華街にあるチケットショップでペア券を偶然にも発見。年明け早々アムスに帰る身には、まさに「これを見てから帰りなさい。」と言わんばかり。しっかり者のオラニエ夫人が調べたら幸いなことに定価だったので早速ゲットしたのであった。東京での公演は3月で終了なのでラッキーである。

会場は汐留の電通劇場「海」という所だが、汐留界隈が開発されてから一度も行ったことが無かったので早めに会場に到着。会場は満席。ロンドンで見たときと比べて女性客の割合が多いようだ。日本ではミュージカルの人気は女性が支えている形なのだろうか。休日の公演のせいか女の子を連れた家族も多く、ロンドンのようにカクテルドリンク片手に客席に座っている人はいない、というか飲み物の持ち込みは不可。さすが日本はお行儀が良い。

ミュージカルそのものは言葉が日本語である以外は、舞台装置からストーリーもほぼロンドン公演と同じ。いきなり「落札!」の台詞で始まり、大音響の音楽とともにシャンデリアが大きく揺れながら天井まで持ち上げられていよいよスタートだ。パイプオルガン調の序曲に堪らなく引き付けられる。この前は英語が聞き取りずらくて進行が理解できなかったが、その後に映画版も見て事前の準備は万端。歌も台詞も日本語なので、「ああ。こういうことだったのか。」という風に納得しつつ舞台は進む。

劇団四季のレベルの高さは事前にオラニエ夫人から聞いていたが、やはりファントム(怪人)役の高井治さんという人が歌、演技ともに飛び抜けて上手いような気がする。映画・英語でのファントムは時にはダミ声でロック調イメージを持つが、このファントムは声も澄んでいて迫力もあるぞ。優しく包み込むような演技ぶりにオラニエ夫人も感心している。それから脇役だがジリーの娘役の女の子の澄んだ声も印象に残った。これから段々と主役をこなして行く様になるのだろうか。

ひとつ気になったのが台詞と歌の和訳である。例えば前半の「Think of me, think of me fondly, when we've said goodbye.」 というヒロインの有名なアリアも「どうぞ、思い出ーをこーの胸に」と単純化され、終盤の差し迫った状況で「Past the point of no return」という所も「後に引けーない」とあっさり気味。致し方ないことではあるが、英語の台詞の方が韻を踏むこともできるし響きが美しい。

最後のファントムの消え方はオリジナルと違った気がしたが、3時間という時間を感じさせないほどあっと言う間に舞台は終幕。やはりオペラと同じで生の役者さんがでも目の前で演じているミュージカルは迫力がある。これで「オペラ座の怪人」ほぼ完璧に理解できたので、次はロンドン公演をもう一度見てオリジナル版の良さも再確認したいと思いながら汐留を後にした。

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