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April 07, 2007

エンジェル人形

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イースターの季節になると必ず現れるのが「イースター・バーニー」と「イースター・エッグ」、つまりウサギと卵である。街中のあちこちにデコレーションが施される。例えばスキポール空港にはこんなに巨大なウサギが現れた。


マタイ受難曲を聴きに訪れたエッセンの街でも、お店のウインドウをはじめ色々なところにウサギや卵が飾られている。メインの通りにはドイツお得意のハンドクラフトのお店やソーセージサンドなどのお店が並んでいた。そこでオラニエ夫人が見つけたのが、ヴェント&キューン社(Wendt & Kühn)のエンジェル人形。旧東ドイツのドレスデンの近くにある村で手造りされているそうだ。特に小さな天使が楽器を演奏するスタイルのものはとても可愛くて、先日帰国された小百合さんは大ファンで沢山集めてオーケストラを編成したとのこと。去年の暮れに我が家は「クラリネット吹き」を頂戴していた。

このマーケットでオラニエ夫人が見つけたのは何と「ピアニカ吹き」。「のだめカンタービレ」で有名になった着ぐるみのマングースが吹いていた楽器で、夫人はそれを見て以来自分がピアニカを吹くマングースになった気分でいるようだ。
その時車で待っていたオラニエ公に「のだめ発見!」との一報を入れるや否や即購入。大いに満足して家に持ち帰り、早速「クラリネット吹き」の隣に置いて二重奏の始まり。なかなか可愛いものだ。

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我が家のオーケストラが揃う日はいつか?!オラニエ夫人のお楽しみはまだまだ続きそうだ。

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April 06, 2007

イースターのマタイ受難曲

今年もまた春の訪れを告げるイースターの季節がやってきた。イースターの音楽といえば「マタイ受難曲」。ここに来てから毎年聞きに行っているので、最も多く生演奏を聞いた曲である。今年はコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏をチケットを購入するも、オラニエ公は手違いで実際には行くことができなかった(夫人のみ鑑賞)。そこでどこかでリターン・マッチをということでウェブサイトを探した結果、お隣の国ドイツはエッセンのフィルハーモニー・ホールまで足を伸ばすことにした。

エッセンといえば昨年の12月に「トリスタンとイゾルデ」を日帰りで見に行ったことがある。片道約2時間のドライブだが、マタイ受難曲をネイティブのドイツ語で聞けると思えば苦にはならない。オラニエ夫人には翌日のデュッセルドルフでのお買い物というオプショナルツアー付きだ。

エッセンはかつて鉄鋼業で栄えた街で、会場のホールも鉄鋼王アルフレート・クルップの名前を冠に付けている。でもホール自体には鉄のイメージは全く無く、オペラ座のバルコニー席を連想させる構造の明るい綺麗なところである。

日時: 2007年 4月 6日(金) 19:00~22:10
曲目: バッハ :マタイ受難曲 BWV244
独唱: Topi Lehtipuu (Evangelist), Andreas Wolf (Christus), Letizia Scherrer (Soprano),
Marianne Beate Kielland (Mezzo Soprano), Maximilian Schmitt(Tenor) Thomas E. Bauer (Bass)
合唱:RIAS Kammerchor
指揮:Hans-Christoph Rademann
演奏:ベルリン古楽アカデミー(Akademie für Alte Musik Berlin)
場所:Philharmonie Essen

マタイ受難曲には大きく分けてオーケストラによる大規模のものと、オリジナルの教会での演奏用の小規模のものとがある。今日のベルリン古楽アカデミーは後者のもので、フルートも木製でオーボエやファゴットも昔ながらの楽器を使っている。
こうした昔ながらの響きを耳にすると、バッハという人は今から250年以上も前によくもこれだけ完成された音楽を創り出したものだと改めて感心させられる。演奏時間が3時間にも及ぶにもかかわらず、多彩な美しいメロディを持つ曲が次々と繰り出されて飽きることは無い。アリアやコラールのメロディーで、天にも昇るような気持ちにさせられるというのは本当に心地良い。

ヴィオラ・ダ・ガンバやオーボエ・ダ・カッチャといった珍しい楽器も楽しむことができ、年中行事の「イースターのマタイ」を今年も欠かすことなく聴くことができて満足のオラニエ公であった。


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