November 19, 2006

ロンドン「パブめし」

3日間のロンドン旅行の中で改めて注目したのが、イギリスの「パブめし(=パブでの食事)」である。日本ではパブとは夜お酒を飲むところであるが、ここでのパブは昼間から開いているし、結構な食事のメニューもある。大陸では「カフェ」あるいは「ブラッセリー」と呼ばれる部類の飲食店が、イギリスでは「パブ」に当たるのだと思う。短い時間で軽く食事をしたい、だけどファースト・フードはイヤという場合に丁度良い。

初日のお昼に行ったのはピカデリー・サーカスからも程近いソーホーの一角にあるアイリッシュ・パブ "Waxy O'Connor"。入口を入ると正装した英国紳士たちが立ち飲みビールでおしゃべりをしていたが、そこを抜けると暗い室内の階段が続き、三々五々テーブルを囲んで食事も出来るようになっている。地下の大きなカウンターには幾つもビール・サーバーが並び、どこかのテーブルからはほろ酔い気分の若者たちの歌というか騒ぎが聞こえてきて雰囲気は満点。席を探して着きメニューを見ていると程なくウェイターがやって来て「申し訳ありません。オーダーはカウンターでお願いします。食事は後でお持ちしますから。」と本当に申し訳なさそうに説明をしてくれた。さすがは英国(?)、店でのこんな丁寧な対応は久しぶりのような気がする。このパブはシーフードもお勧めとあって「生牡蠣・ハーフダース」を二人でシェア。オラニエ公は久しぶりに「フィッシュアンドチップス」、オラニエ夫人はと「クラムチャウダー」そしてGINESSビールのハーフパイントをオーダー。

英国パブのひとつのポイントはこのオーダーの方法である。カウンターに行って注文をしてお金も支払い、まず飲み物だけは自分で席に持ち帰る。食事は後で店の人が持ってくる。少なくとも飲み物はすぐ飲めるし、店を出る前の支払いに時間が掛かるというヨーロッパ大陸のカフェでの煩わしさもない。二日目のカンタベリーで行ったところも仕組みは同じで、共に料理も比較的早く出て来て、これもアングロ=サクソンの合理性かと感じ入る。大陸のカフェで1時間かかるランチが、イギリスのパブめしだと45分位で終わるようなイメージか。なかなかテキパキとした動きがストレスを感じさせない。特にお昼時には食の文化に触れると言う意味でも、そこそこの味が楽しめる「パブめし」がお勧めである。


_005 <パブ・カウンター>
_008 <生牡蠣>
_009 <フィッシュ&チップス>

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November 18, 2006

「オペラ座の怪人」 in ロンドン

ロンドンへの小旅行。イベント「その2」は本場ロンドンのミュージカル鑑賞である。ブロード・ウェイと双璧とも言われるここロンドンのウェスト・エンド。今日もまたミュージカル見学の大勢の観光客で賑わいを見せている。普段羊や牛を沢山見掛ける生活に慣れてしまうと、こうした都会的な状況の中にいるだけで疲れてしまいそう。それだけ人も集まればレベルの高い文化が栄えるのは古からの慣わしで、ここからは「ミュージカル」という強力な文化が発信されているのである。

しかし考えてみるとクラシック音楽についてはロンドンという地はインパクトが弱い。作曲家もドイツ出身のヘンデル、「威風堂々」で有名なエルガー、学校の音楽の時間に聞いた「青少年のための管弦楽入門」のブリテンあたりがイングランド代表と呼べそうだが、ドイツやオーストリア、フランスに比べてかなり見劣りする。オーケストラも然りで同じ「首都のフィルハーモニー」でも、ロンドン・フィルとベルリン・フィルやウィーン・フィルでは大きな違いがある。やはりアメリカに近いので、より大衆に訴える文化(例えば映画、ポップス、ミュージカル等)の方が向いているのであろうか。

そんな長い前置きはさておき、やって来ましたその名は「Her Majesty Theatre」。今日のというかここの演目はあの有名な「Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)」。オラニエ夫人の強力な薦めで何とか確保した2枚のチケットを握り締めて開演45分前には到着。カクテルなんぞを口にしていざ開演。座席は前から2列目と迫力も期待できそうだ。

ミュージカルは初心者のオラニエ公。いきなり迫力溢れるメイン・テーマと共に目の前をシャンデリアがせり上がって行ってビックリ。歌での進行やオーケストラの生演奏はオペラと同じだが、マイクも使う上に曲もより感情的でムーディである。劇中劇でオペラやバレエが演じられていたこともあって、少々頭の中は混乱気味。だが速いストーリー展開の中で、ファントム役の甘いテノールの声が切ない感情をよく表現し、名曲と呼ばれる聞かせどころのアリアも入る頃には、他のことをすべて忘れてこの世界に引き込まれている自分を発見。オラニエ夫人が強く薦めただけのことはある。

キャスティングで面白かったのはラウル子爵というヒロインの恋人役。「私は白馬の王子」と顔に書いてあるような、い・か・に・もという役者さん。ちょっと頼りなげな感じがまた何とも言えない。また劇中オペラのプリ・マドンナ役(カルロッタ)の人は一昔前のオペラ歌手のような貫禄の体型で、歌部門では他を圧倒。そのせいかヒロイン役は今ひとつ線が細く感じられてしまった。

ストーリーは事前にネットで検索して読んでおいたので大体分かったが、やはり英語がしっかり聞き取れればもっと感動できたのだろう。特に「怪人」がかなり「ストーカー」のように感じられてしまったのはそのせいに違いない。こうなったら年末にでも日本公演でももう一度見て確認をしたいと思った、ロンドンでのミュージカル体験であった。


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October 07, 2006

フランス東部の旅(ブルゴーニュ&シャンパーニュ編)

ようやく今年の夏の旅行記を「旅日記」に書き上げた。もう2ヶ月以上も前のことで、本当に「夏の思い出」になってしまった感がある。旅の後半ではブルゴーニュ地方に滞在し最後にシャンパーニュに立ち寄ったのだが、この間は本当に暑い夏の日が続いていた。でも今はもうすっかり秋も深まりつつある。

ブルゴーニュ地方はワインとグルメの里で、アルザスと同じようにブドウ畑が連なり、街道沿いから街の中のいたる所にCave(ワイナリー)を見掛けた。特にワインの聖地とも言うべきロマネ・コンティの畑にたどり着くことが出来たこと、それからボーヌ近くのLadoix-Serrignyという小さな村の農家を改造したレストランの佇まいが印象に残っている。もちろんディジョンやボーヌの街のごく普通のレストランでも本当においしいフレンチが楽しめたのは嬉しい思い出だ。

この11日間での車の走行距離は2,000Kmを超え、その意味ではタフな旅行ではあったが、最後の方にはすっかりフランス好きになっている自分を発見した。これはワイン&グルメだけでなく、中世ブルゴーニュ公国や救国の戦士ジャンヌ・ダルクといった歴史を含めて、今まで気付かなかったこの国の奥深さを実感し、正直恐れ入ったからである。更には雄大なアルプスの大自然もそこにあるのだから、まさに「鬼に金棒」である。

この国にはまだロワール地方(中央部)やボルドーからアキテーヌ地方(西南部)など、まだ行ったことのない魅力的な土地がいくつも残っている。時間が許せばこれらにも足を伸ばしてみたいオラニエ公と(特に)オラニエ夫人であった。

旅行記の後半「ブルゴーニュ&シャンパーニュ編」に興味のある方は、こちら「オラニエ公の旅日記」をご覧ください。かなりの長文になってしまったことを今更ながら反省しています。

<ブルゴーニュ&シャンパーニュ編・旅程>
7月26日(水) :アルプスからブルゴーニュへ移動
7月27日(木)~29日(土) :ブルゴーニュ滞在
7月30日(日) :ブルゴーニュからシャンパーニュへ移動 ランス
7月31日(月) :シャンパンの里を訪ねて~アムステルダム

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ロマネ・コンティのぶどう

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September 24, 2006

歴史解釈の難しさ - ヴァンゼーにて

ベルリン旅行から帰る途中に、ベルリン郊外あるヴァンゼー会議記念館 (Gedenkstaette Haus der Wannsee Konferenz) に立ち寄る。ここは1942年1月にナチスの幹部が集まってユダヤ人問題の「最終解決」が決定された場所として知られている。ヴァンゼーは湖に面したベルリン郊外の高級住宅地で、ヨットが沢山係留されている別荘地のような所。そのような決定がされたとは思えないようなのどかな雰囲気である。

この博物館は会議そのものというよりも、ナチスによるユダヤ人迫害の歴史をわかり易く説明した展示場になっている。この手の展示は何回か収容所跡地などで見てきたが、ここは全ヨーロッパで起こったことが年代を追ってコンパクトにまとめられている。特にユダヤ人の女の子達が学校で撮った集合写真(1919年)には胸を打たれる。一体この子達のうち何人がホロコーストを生き抜くことが出来たのだろうか。この時には誰も予想しなかった運命が待ち受けていたのである。少なくともほぼ全員が人間の尊厳を否定されるむごい仕打ちにあったことだけは確かである。

このホロコーストについては、いまだに犠牲者の数一つをとっても論争が繰り広げられている。一般には600万人のユダヤ人が命を落としたとされるが、数十万人だったり、あるいはガス室での処刑自体存在しなかったとまで言う人もいる。ここヴァンゼーでの会議も、ユダヤ人の虐殺が最終決定された場所ではないという説も根強い。会議自体ヒトラーやナチスの幹部は出席していないこともあり、「最終解決」は「収容所での処刑」であるとは限らない(例えば東方への移住)という解釈もあるからだ。

わずか数十年前の話ですらこれだけ曖昧なのに、これから先歴史的に「正しい」ということはどのように伝えられていくのだろうか。歴史はあくまでも主観の問題であって、客観的に「正しい」ものはないともいわれるが、それにしても解釈が違い過ぎる。経緯やプロセスは様々だが、職務に忠実なドイツ人が上官の指示に従って事務的に処理を行った結果の積み上げが大勢のユダヤ人の死であったということだけは確かなようだ。この後に訪れた湖畔のレストランで、ドイツ人ウェイターの勤勉な態度を見てふとそう感じた。

<湖畔に建つ記念館>
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September 23, 2006

サイモン・ラトルに大接近

この週末はご近所のR&S夫妻と一緒にベルリンへ出掛けた。

その一つ目のイベントがサイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルによるコンサート。予約に出遅れたオラニエ公は、当日ピックアップのチケットは何とか手にしたものの、かなり上の方のブロックだ。ちょうど反対側に1ランク上の席に座るオラニエ夫人を見下ろす形になった。R&S夫妻もその近く、指揮台を見下ろすかなりの至近距離に見える。このオラニエ公だけが孤立した位置関係が、後々の出来事に影響してくるとはそのときは気がつかなかった。

まずは最初の休憩時間。ドリンクの集合場所(1階ロビー)に遅れまいと近道?と思しきガラスの扉を超えていくと、そこはなんと舞台裏。さっきまで演奏していた楽団員がくつろいでいる。一応係りの人は立っているのだが、フリー・パス状態でそこにたどり着いてしまったので、逆にこっちがビックリだ。ここには飲み物を出すカウンターもあるし、楽器をしまうケースも沢山並んでいる。まずはベルリン・フィルの舞台裏を思いがけなくも覗けてラッキー。

次は終演後。これまた帰りの集合場所(CD、グッズ売り場)に急ごうと人の流れについて非常口?と思しき扉を開けて進んでいくと、外ではなくて何とまたさっきの舞台裏ではないか。そこでふと目の前を見ると、タクト(指揮棒)を片手にしたソバージュ風ブロンドの紳士が立っている。これは誰だっけ?その燕尾服の曲線部分から目線を上に移すと、何とグラスを片手に談笑しているサー・サイモン・ラトルではないか。天下のベルリン・フィルの主席指揮者をわずか2mの至近距離で見られるなんて大感激。

ちょうど真横から見ていたので、その胸板のが意外と厚いことを発見。話している言葉はやはりブリティッシュ・イングリッシュだ。折角のチャンスなのでお話/サイン/写真を......なんてミーハーにも思い、2-3歩進んで握手して"Sir Simon, You did a great Job !!"......なんては勿論言いませんでした。楽屋裏に来るのは指揮者や団員のお友達ばかりのようで、そこで初対面の日本人が接触するのはやっぱりマナー違反かなと思い、同じ空気をともに吸った?ことに満足してオラニエ公は退出。と振り向いた瞬間に係りの人と目線がバッチリ。何にも悪いことはしていませんよ、とお咎めもなし。それにしても先日のオランダ皇太子との遭遇といい、最近オラニエ公にはコンサート運があるようだ。


日時: 2006年 9月23日(土) 20:00~22:00
曲目: ベルリオーズ : 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(抜粋)  Op.17
ストラヴィンスキー : バレエ音楽「アゴン」
ベートーヴェン: 交響曲第5番ハ短調 Op.67
指揮: サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)
演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


ストラヴィンスキーのバレエ音楽といえば「春の祭典」や「火の鳥」だが、この初めて聞いた「アゴン」というのは1957年作のかなりの現代芸術的な響きのする曲。それにしてもベルリン・フィルは現代ものをカップリングするのが好きである。こうしてメジャーになって行く曲もあるのだろうか。でもやはり今日のメインはベートーヴェンの5番。1-3楽章、特に第2楽章の流れるような美しい展開は宝石の輝きのよう。フィナーレではピッコロ奏者が楽器の調子が悪そうで心配になったが、大過なく演奏は終了。さすがはベルリン・フィル、バランスの取れたシンフォニックな響きは超一流でオラニエ公も大満足。

誘ってくれたR&S夫妻に感謝。思い出深い楽しい旅行になりました。

<ベルリン・フィルハーモニーの金屋根>
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September 11, 2006

フランス東部の旅(フレンチ・アルプス編)

7月に訪れた「フランス東部の旅」日記の第二部「フレンチ・アルプス編」を書き上げた。

第一部「アルザス編」のUpから約10日間。わずか3日間の旅行記であるにも関わらず、何でこんなに日数が掛かってしまうのだろうか。ページ作成ツールとして「ホームページビルダー」の古いバージョンを使っているので、一昔前のVGA画面的なページにしかならないのが残念。もっと見た目もカッコ良くなって、写真も原寸大で見れるような新しいツールの検討が必要だ。

フランス一のスキーリゾート地シャモニーを起点に、アルプスの山を見ながらハイキングをするというなかなか得がたい体験をした。この手の場所は天候が重要だが、好天の中アルプスの最高峰モンブランを間近に眺めることができてとてもラッキー。3000メートル級の山々が幾重にも連なる一方で、大きな氷河が何筋にもなって谷に流れ込もうとしている景色の雄大さは、不思議に人を惹き付けて止まない。でもこのダイナミックさをデジカメの写真でどこまで伝えられるかなあ。

こうした景色に囲まれていると、つい日常の仕事や煩わしいことを忘れている自分に気がつく。この次もまたこんな所へ旅してみたいものである。

<フレンチ・アルプス編・旅程>
7月24日(月) スイスを越えてアルプスへ移動
7月25日(火) モンブランとアルプスハイキング
7月26日(水) アルプスからブルゴーニュへ移動

良かったら見てください(こちらから始まります)。
このフレンチ・アルプス編に続くブルゴーニュ&シャンパーニュ編も近日中にアップの予定。

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モンブランの雄姿

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September 04, 2006

世界遺産 フランス縦断の旅

フランス熱がまだ収まらない我が家で、このNHKのシリーズ全8回を見る機会に恵まれた。ちょうどオラニエ公が「フランス東部の旅」(現在旅行記執筆中)に出掛けていた頃に生中継されていたようだ。

フォンテンブロー ~ セーヌ河岸(パリ) ~ プロヴァン ~ ヴェズレイ ~ リヨン ~ オランジュ ~ アヴィニョン ~ マルセイユ、という8ヶ所のうち、プロヴァン、ヴェズレイ とリヨン以外には行ったことがあり、画面を追いながら当時を懐かしく思い出すことが出来る。特に最後の3都市は灼熱の2003年の夏に訪れていたので、35度以上にもなっている暑さがよく実感できた。

その時オランジュでは生まれて初めてのオペラ(ヴェルディの「オテロ」)をローマ古代劇場で見ることが出来た。その日はとにかく暑くて、オラニエ夫人から2リットルの重いエヴィアンのボトルを持たされて観光したのを憶えている。またアヴィニョンでは偶然にも街のど真ん中の広場に面したオペラ歌手の家に滞在した。ここは部屋もロケーションも最高だったが、冷房が無くて夜中に涼しい場所を探してウロウロとさまよった。

当時の写真を見ると、3年前だがオラニエ公は随分と若々しく写っている。今や不惑も超えてしまったせいか、当時の「若手社員風」な面影はない(以前から無いか?)。でもオラニエ夫人の方は今とあまり変わりがあるような無いような......ノーコメント。

「世界遺産 フランス縦断の旅」に話を戻そう。前半はフランス留学経験のあるとかいうタレントが出てきておしゃべりをペチャクチャしていたのがはっきり言って耳障り。かつ生中継が間延びしていたので、かなり早送りしたいモードだった。ここの辺りは最終回の総集編パートを見れば十分だ。でもヴェズレイの教会にドイツ兵が十字架を奉納した話には思わず感動してしまった。オラニエ公の今年の旅行でここに寄らなかったことが悔やまれる。オランジュ以降は構成がシンプルになり、また行ったことのある土地ばかりになったこともあって、3年前の追体験をするように十分楽しめた。

この次の「世界遺産縦断」シリーズはどこであろうか。まずはこのビデオを見る機会に恵まれたことに感謝感謝。

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<アヴィニョンの橋>

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September 02, 2006

フランス東部の旅(アルザス編)

今年の夏休みはまだ暑かった7月の下旬に車でフランスを回ってきた。特に最近ワイン好いているオラニエ夫人の影響もあり、アルザス、ブルゴーニュ、シャンパーニュというワインの里を巡ってWine&グルメを楽しむことができた。

フレンチ・アルプスまで加えた11日間だったが、同じフランスでも色々な違いがあり、気がつくとあっという間に終わってしまった。アルザスで特に興味深かったのは、どこまでも広がるブドウ畑の中に点々と現れる小さな村々の美しさだ。フランスというとまずパリを思い起こすが、今回訪れた所はどこも個性的で可愛い街で、大都会にはない魅力に溢れている。

旅行記に残そうとは思ったものの、なかなか完成させるまでの時間がない。まずは最初の3日間(アルザス編)をオラニエ公のホームページにアップしたので、興味のある方はご覧ください。

<アルザス編・旅程>
7月21日(金) アムステルダムからストラスブールに移動
7月22日(土) アルザス探訪(その1) : ストラスブール、サン=キラン、リックヴィル
7月23日(日) アルザス探訪(その2) : リボーヴィレ、ニーデルモルシュヴィール、イルハーゼン


このアルザス編に続くフレンチ・アルプス編も近日中にアップの予定。

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アルザス伝統料理ベックオフ(Baeckeoffe)の容器

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August 28, 2006

オランダ・キンデルダイクの風車

オランダに遊びに来る日本からの友人達をガイドする機会が今まで何度もあったが、一番よく行ったことがあるのはキンデルダイクの風車群ではないだろうか。

世界遺産にも指定された20基近くの風車が運河沿いに立ち並ぶ姿は、オランダらしさを感じてもらうには迫力十分だ。でも行っても実際に回っている風車は0-3基位しかないことを予めご承知あれ。それから難点は時間を掛けて行っても(アムステルダムから1時間)風車群以外に何もないこと。運河沿いを歩いて右手の観光用の風車の中に入って見学。希望者は遊覧船に乗って運河から風車群を見学。それだけである。

先週も行って気がついたのだが、風車の代わりに水を吸い上げている大規模なポンプが見学可能に。そのせいか駐車場が有料(4.5ユーロも!)になったようだ。美術に興味のある人にはデルフト(フェルメールの街)やハーグ(マウリッツハウス美術館)とセットがオススメ。もう10回近くも行ったのでオラニエ公は正直飽きてきました。でもお客様が喜ぶのなら何度でも行きまっせ。

ここと競合するのがアムステルダム北郊にあるザーンセ・スカンスの風車。スケールはずっと小さいが、可愛い土産物屋や木靴工場もあってやはりオランダらしい。でも着いた途端に写真を撮られて帰りに売りつけられたり、あまりにもミニチュアな観光地という感じなので最近は行かなくなってしまった。車で約30分で着くこと、近くのフォーレンダムでの民族衣装を着ての記念撮影とセットにできるのは便利。お時間のない方は是非こちらへ。

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<オランダらしい天気のキンデルダイク>

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August 19, 2006

ベルギー・グルメの中心?リエージュ

リエージュというベルギーの街は、「ベルギー・グルメの中心」というような紹介のされ方をしていたので、何となく上品なイメージを持っていた。ところが実際に訪れてみるとそんな感じは全くしない。見たところや行った場所が悪かったのか、町並みは歴史的な古さではなく、30年位前に建てられたような古い集合住宅のような建物がメイン。町の中心に夕食に出掛けたものの、車を停めた大型駐車場の前には大きなポルノショップといかがわしいネオンが点滅。その周りの雰囲気もちょっとヤバそう。辺りを少し回ってみたが、どこも何となく物騒に感じられる。リッチというかヨーロッパの落ち着いた街という雰囲気はなく、アラブ系や黒人の移民の人たちが沢山いるエリアなのだろう。結局時間も遅かったので滞在中のホテル(Holiday-Inn)に戻って簡単な食事で済ませる羽目になってしまった。

このままでは帰りたくないと思ったので、翌日のランチにお目当てのレストランに再チャレンジすることにした。今日は土曜日で天気も良いせいか、街の雰囲気は随分と違う。前の日にたむろしていた怪しげな人たちの姿も見えず、のどかな昼下がりである。プリンス・エベック宮殿近くの"As Ouhes"というレストランに入る。12時過ぎにお客さんが入り始めたと思ったら、たちまちテラス席は満杯になった。お客さんの雰囲気も上品そうで、ゆっくりとフランス料理を楽しむことのできる所だ。今回もフランス語のメニューと格闘し、オラニエ公は「リモージュ風サラダ」を注文。このサラダは大当たりで、酸味のきいたソースにグリルされたベーコンと茹でたポテトとインゲンがのっているだけなのだが、このソースが特に美味しい。オラニエ夫人のオーダーした「ウサギのビール煮込み」もほろほろの肉にからむソースの感じが程よくこれもまた美味である。

料理二品とグラスワイン、コーヒーをあわせても30ユーロ程度でこのレベルの食事ができるのは、やはり「グルメの中心」リエージュならではのことか。観光は特にしなかったが、この街を改めて見直して帰路に着いたオラニエ公であった。

Liegesalad

リエージュ風サラダ

Rabitto

ウサギのビール煮込み

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